基準値:陰性(-)
肝炎ウイルスに感染しているかを調べる検査には、B型肝炎ウイルスを調べるHBs抗原検査とC型肝炎ウイルスを調べるHCV抗体検査があります。

各種検査・ワクチン
各種検査・ワクチン
ドライケムNX700(富士フイルム)・CELLTACα+MEK-1303(日本光電)を導入しており、有症状の方、緊急性の高い方は院内で採血を行い、1時間程度で結果が出ます。またSiLIS-100(タカノ)によるアレルギー検査を行っており、約15分で食物系及び吸入系アレルゲン45項目の検査を行うことができます。
基準値:30U/L(ユニット・パー・リットル:以下同)
ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)はGPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)とも呼ばれています。肝細胞内に多く含まれる酵素で、肝臓や胆汁(肝臓が作る消化液)が流れる胆道に障害が起こると血液中の数値が高くなります。この数値は肝機能障害を見つける手がかりになります。数値の高さは、肝臓が障害を受けた程度を反映しています。
基準値:30U/L
AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)はGOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)とも呼ばれています。肝細胞をはじめ腎臓や心筋(心臓の筋肉)の細胞内に多く含まれている酵素で、肝細胞や心筋の細胞内で障害が起こると、血液中に流れ出し、数値が高くなります。この数値は肝機能障害や心筋梗塞などを見つける手がかりになります。肝臓に関する情報を得るには、前述のALT(GPT)も同時にチェックする必要があります。
基準値:50U/L以下
肝臓、腎臓、膵臓、小腸などに含まれている酵素で、アルコール摂取量が多いときや脂肪分の摂取が多いときに数値が高くなります。また、胆石などで胆道が塞がり、胆汁が流れにくくなると、血液中にγ‒GTPが漏れ出し数値が上がります。この数値は肝機能障害を見つける手がかりになります。
基準値:38~113U/L未満 ※測定法により基準が異なります。
ALP(アルカリフォスファターゼ)は肝臓や胆道、骨、小腸、腎臓などに含まれる酵素で、肝臓障害や胆道の病気で胆汁が排泄されなくなると血液中に漏れ出て数値が高くなります。この数値は肝機能障害を見つける手がかりになります。まれな疾患である原発性胆汁性肝硬変を見つける手がかりになることもあります。
基準値:4g/dL以上
アルブミンは肝臓で作られるたんぱく質で、血清中のたんぱくの半分以上を占めています。何らかの異常で肝機能が低下すると、肝臓のアルブミンを作る能力が低下するため数値が下がります。この数値は様々な病気で減少しますので、病気の特定はできませんが、減り方の度合いから程度を知ることができます。一般的に、異常値を示す場合、腎機能障害や肝機能障害が疑われます。
基準値:1.1mg/dL以下
ビリルビンは古くなった赤血球が壊れてできる色素で、胆汁色素とも呼ばれ、胆汁の主成分となっています。肝臓障害や胆道の病気で胆汁が排泄されなくなると血液中に漏れ出て数値が上がります。ビリルビン色素が血液中に増えてくると黄疸という症状が出て体が黄色くなります。この数値は肝機能障害を見つける手がかりになります。
基準値:230U/L未満
肝臓をはじめ、心臓、腎臓、血液、骨格筋など、体のほとんどに含まれる酵素で、体内のブドウ糖がエネルギーに変わるときに働きます。何らかの異常で細胞がダメージを受けると血液中に漏れ出し数値が高くなります。数値の高さは、肝臓が障害を受けた程度を反映しています。この数値は肝機能障害や心筋梗塞などを見つける手がかりになります。進行がんや未発見の転移性肝がんなどでも上昇することがあります。
基準値:234~493 U/L 女性:200~452 U/L
肝細胞でのみ作られる酵素で、血液中に放出され体中に存在しています。何らかの異常で肝機能が低下すると、コリンエステラーゼを作る能力が低下し数値が下がります。低値を示す疾患には、急性・慢性肝炎や肝硬変、急性重症感染症、悪性腫瘍などがあります。また、脂質代謝にも関連し、栄養過多による脂肪肝や脂質異常症では数値が上がります。
基準値:50~200U/L
糖類を分解する消化酵素で、膵臓、唾液腺、耳下腺から分泌されています。膵臓や唾液腺に異常があると、血液中にアミラーゼが漏れ出てきます。この数値は膵臓の機能障害などを見つける手がかりになります。
基準値:陰性(-)
肝炎ウイルスに感染しているかを調べる検査には、B型肝炎ウイルスを調べるHBs抗原検査とC型肝炎ウイルスを調べるHCV抗体検査があります。
身体は、肺のように空気を多く含んだ臓器や、心臓や血管のように血液で満たされた臓器、骨のように非常に硬い組織などが入り混じって構成されています。エックス線は、放射線(エックス線)の体内への透過性の差を画像化する検査で、当院では主に肺やお腹の状況を調べるために取り入れています。CTは64列/128スライスのSupria Optica(富士フイルム)を導入しており、短い検査時間・少ない被ばく量で高精度の画像診断を行うことができます。
お身体に微量ではありますが放射線を照射するため、妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方は、事前にお申し付けください。
心臓の動きに伴う電気的な変化を波形(グラフ)として記録し、その波形から心臓の状態を把握する検査です。心臓の収縮するリズムの乱れや心筋の虚血の有無などが波形に表れ、心筋の血液循環の不良や壊死、不整脈などがわかります。
超音波検査は検査の中で被曝が無い、痛みが無い、など最も侵襲が少なく、多くの情報を得ることが出来る非常に簡便な検査法です。
当院では、超音波診断装置 「ARIETTA650DeepInsightSE(富士フィルム)」を導入しております。腹部エコー時にShear Wave Measurement(SWM)/iATTを用いて肝臓の硬さの評価、脂肪肝の程度を推定するための指標(ATT)を計測します。またバセドウ病や橋本病、甲状腺腫瘍の診断に必要な甲状腺エコー検査、動脈硬化の進展の評価を行う頸動脈エコー検査などが可能です。
インフルエンザワクチン、新型コロナウイルスワクチン、肺炎球菌ワクチン、帯状疱疹ワクチン、MRワクチン、B型肝炎の接種を行っております。接種希望の方は、来院前に一度電話でご相談ください。
項目 | 料金 |
---|---|
肺炎球菌ワクチン | 8,800円 |
帯状疱疹ワクチン(ビケン・1回接種) | 8,000円 |
帯状疱疹ワクチン(シングリックス・2回接種) | 1回 20,000円 |
インフルエンザワクチン | 4,500円 |
B型肝炎ワクチン | 6,600円 |
MRワクチン(麻疹・風疹) | 13,200円 |